ペインティング ギフト日記
PAINTING GIFT DIYARY
いつ見てもいい写真だなと思える。
そんな彼女に出会った話をさせてください。
出会いは25の夏。
当時働いていた会社で、今日が何曜日か、朝か夜かも分からないくらい働き詰めてた時期がありました。
夜(朝)仕事が終わり、家に帰ったと思えば、映画一本見終わるくらいにはまた出社の時間が来る。
今思えば、何をそんなに働いていたのでしょうか。夢はお金持ちになる事でした。
ストレスを発散できる時間はタバコを吸ってる時の時間くらいでした。
そんなほぼ働き詰めの20代は、当時の景気とは反対に、毎日ギリギリの生活で、食べるものも不規則な時間になり
心と体は常に限界ギリギリでした。
当然、恋人なんかはいるわけもなく18の時に付き合って3ヶ月で散った女の子以来の話。
恋人できない理由を仕事のせいにして、張り切っていたのがいい思い出です。
そんな時今の嫁と出会いました。
場所:居酒屋 関係性:友達の友達
話している中で、彼女の明るく優しい性格や、自分には持っていない、人のために何かをするという考えに惹かれました。
しかし、その当時の自分は、たくさん働いているのがかっこいいとか、意気揚々と話していたんでしょうね。
すぐには付き合えませんでした。
自分にできることは、特に容姿が優れているわけではないので、どんな遅い時間でも会いにいき、話して笑わせました。
出会って1年、必死にアピールしなんとか付き合う事ができました。
もちろん付き合って、上手いことばかりではなく、様々な体験をし、喧嘩もし、何度別れそうになったことでしょうか、、
しかし自分を本気で叱ってくれ、思自分を思ってくれる彼女と出会い、お金を稼ぐために働いていた、自分の考え方が変わりました。
結婚をし、子供も生まれ、今まで自分のために働いていた思いが段々彼女や家族のために働く喜びへと変わっていきました。
それに気づかせてくれたのが彼女です。今でも、特に取り柄がない自分のどこを好きになったかと聞くと、
「あなたは私をいつも笑わせてくれるし、ずっと優しいから」と言ってくれます。
こちらこそたくさん様々な事をくれてありがとう
今では、お互いおじいちゃんとおばあちゃんになり昔みたいにお互い元気ではなくなってしまったけど、仲良く毎日を過ごしています。
そんな彼女との思い出を絵画にして部屋に飾っています。
毎日この絵を見て、出会ったときの気持ちをいつまでも忘れない様に。