ペインティング ギフト日記  
PAINTING GIFT DIYARY

2021.03.22

息子へ、七五三おめでとう

ぼくがまだ幼い頃だったからあまり覚えていないけど、父が家にいる記憶がなく、家にいるのは祖母と母と妹、そしてぼく。

女3に男1。。まさに女系の家で育ちました。父は家の設計の仕事をしていて、遅くに帰ってきて朝早くでかけていきます。

家ではいつも疲れて不機嫌。今に唯一あったテレビのチャンネル権も父のものでした。

仕事は小さな設計会社の番頭さんといった立場だったみたいで、夜でも平気で社長から電話がかかってくるとペコペコお辞儀をしながら話をしている事がおおくて、夜に急遽呼び出されることもしばしば。

深夜家に戻ってきたら泥酔状態で祖母や母はあきれて玄関で放置されたまま朝になるという。。

家の設計士なのに自分の人生設計はまったくできないといった人でした。

中学になり人並みに自分も反抗期を迎えた頃はもう父との会話もなくなんとなく話しづらい距離を感じていました。

その後ぼくが大人になるまできちんと話すことはなかったのですが、入学式にもらったの製図用の鉛筆はいまでも大事に持っています。

母から聞いたのですが、父が仕事で使っていた鉛筆と同じものらしくこれ1本でたくさんの家が生まれたと思うと仕事しかしてこなかった父が少し誇らしげに感じます。

いまでは身体を壊し家にこもりがちの父です、仕事のことで喋る機会もふえました。ゆっくりと休んでほしいと思っています。

ぼくは、父のような中小企業とは違い、大きな組織で営業をしています。

営業という職業はものを作ることはしませんが生身の人を相手にするとてもやりがいのある仕事だと父に話しています。

仕事でも趣味でもなにかに夢中になれることが見つかると人生は豊かになれるのではないかと思います。

ひとり息子は今年七五三で男らしい写真を写真館で撮っていただきました。

時代錯誤な格好ですが、この息子をぼくはとても気に入っています。

油絵にすることでより凛々しくぼくの部屋に大切に飾ってあります。

この絵を見るたびに思うことは、ぼくも父も男らしい生き方に憧れて来ました。

親のエゴだとは思いますが、心に1本の芯の通っている自分に正直な人間になってほしい、いっぱい転んで泥まみれでキズだらけになっても、やりたいことを見つけてほしいとおもいます。

なにがあっても父であるぼくが必ず味方になります。

七五三おめでとう、これからの君が最高の人生を送ることを願います。

 

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