ペインティング ギフト日記  
PAINTING GIFT DIYARY

2021.02.28

亡き父親が撮った写真を絵画に

毎年夏、家族でお出かけしていた「大提灯まつり」で父が撮影したものです。父は若くして亡くなってしまってわたしは父の記憶がほとんどありません。

そんな短い記憶とは逆に、このお祭りは450年の歴史があるそうです。

うなぎで有名な三河一色は、静かでのんびりとした街。わたしはここで生まれ育ちました。

若い頃は田舎がいやで、地元で就職しろと母に反対されながらも都会に憧れ調理の専門学校に行きましたが、人見知りの上田舎から出てきた劣等感の塊のわたしに本当の友達ができるわけもなく、2年間地元から通って卒業してしまいました。

なんだかんだで、いまでもこの街から離れることなく暮らしているわたしです。

学生の時、地元の飲み会で知り合い付き合った彼女は、いまはわたしの妻となりました。

派手でもなく、たいした欲もない彼女といるとわたしはとても居心地がよく、いまはしょっちゅう喧嘩しますが、わたしにはもったいない女性だとおもいます。

こんななんてことのない人生を過ごしてきた、わたしが家族を持つようになり20年が経ちました。これを節目に、ちいさなマイホームの購入を決意しました。

リビングになにか絵画を飾りたいと思い妻に相談したところ、「わたしたちのマイホームなんだから、私たちしかわからない絵にしたら?ここが私たちだけの大切な場所になるかもね。」といわれ、妻も一色町で生まれ育ったこともあり、亡き父親が撮った写真を絵画にしてみました。

大提灯の始まりは昔、海から魔物が現れて、田畑や人畜を荒らしたので、村人は海の平穏と豊漁を願って魔よけの意味で「かがり火」をたいたことが起源とということみたいです。
いまはコロナなど外敵からの危険を護るために、大切な家族を末永く安心していられる場所として、この絵は我が家のリビングでわたしたち家族を守り続けてくれると思います。

油絵として作品に生まれ変わった父の写真もこれから色褪せることなくうちのリビングで護りつづけてほしいと思います。なんてことのない人生をこれからも送っていくと思うわたしですが、妻と息子がわたしの家族でいられる空間が、ながくながく続けば良いと思う今日このごろです。

 

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